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今日も6時に起床。金曜日ということもあって、ちょっと体はだるめでした。でも何とか気合で準備を済ませ、ポイントサイトめぐりも済ませて出かけました。あきさんがいないので、行ってきますのセレモニーがなくて、ちょっと寂しい気がしました。
電車はいつも同じ時間の同じ車両に乗ります。今日も電車はいつも通りの時刻にやってきて、いつも通りに扉が閉まりました。でも出発しません。「？」と思っていると、アナウンスがありました。先行列車が遅れているため、この電車も遅れているとのこと。先行列車がなぜ遅れたのかについては言及していなかったけれど、無謀横断があったとか、異音がしたため安全確認をしたとかでしょう。結局、終点の大阪駅には13分遅れで到着しました。
不思議なことなのだけど、福知山線脱線事故から2年を境に、私の中で電車に対する意識が変わってきました。以前は電車が遅れただけで心臓がドキドキし、気分が悪くなっていたのが、全く平気になったり、事故現場の横を通るとき、胸を締め付けられるような悲しみと苦しみに襲われていたのがなくなったり。憑き物が落ちたように普通でいられるようになりました。今日も電車が遅れたわけだけど「会社間に合うかなぁ」と思ったくらいで、動悸が激しくなるわけでもなく普通に本を読んでやり過ごすことができました。
多分今は事故のことを受け入れているというより、忘れつつあるのだと思います。それは「風化している」というのではなく「頭の中で整理されてきている」のだと思います。主治医の先生も言っていたけれど、それは悪いことではなく、心と体の自然な反応で、今それが私にも起こっているということなのだと思います。去年の今ごろには考えられなかったことだけど、こうやって少しずつよくなっていくのだなぁと思います。