節約生活

働きながら子育てするしーちゃんの節約日記

親友からのメール

昨日の夜、親友のハマサンからメールが届いていました。実はもう6年も会っていなくて、普段連絡を取り合うこともなく、年賀状のやり取りだけ、なんて年もあったりします。それでも私達は「親友」であることを一度も疑ったことはないし、お互いにとって、唯一無二の存在です。


ハマサンに出会ったのは中学に入学してからでした。同じクラスで同じ塾に通う彼女は、とっても朗らかで、やわらかい雰囲気を持った、でもどこか不思議な一面を持った女の子でした。私はというと、負けず嫌いが服を着て歩いているような、目の釣りあがった子。本当は気が小さくてビビリのクセに、そんなところを見せまいと、虚勢を張っていたのだと思います。当然友達はできず、ひとりでポツンとしていました。そんな私に声をかけてくれたのが彼女でした。服の好みも、好きな男の子の趣味も、映画を見たときの感じ方も、何もかも違っていた私達だったけれど、なぜか仲良くなりました。時には大喧嘩をし、何日も口を利かなかったり、そうかと思えば塾の帰りに分かれ道の横断歩道で延々と話し込んだりしました。私達はとても違っていたけれど、「違うということ」を認め、受け入れ合っていました。そして、唯一同じだったこと。それは「夢のために頑張ろう」と志していたことでした。ハマサンは陶芸家を夢見ていました。しーちゃんは翻訳家になることを夢見ていました。夢の内容は全く違っていたけれど、夢のために頑張る気持ちは同じでした。こんな陶芸家になりたいんだとハマサンは話してくれました。私は翻訳家になるためにカナダに留学したい、ということを話しました。私達は夢のために別の高校に進学し、大学もハマサンは東京、私は大阪へ。物理的な距離はどんどん離れていきました。


あれから10年以上が経ち、私達は30代になりました。ハマサンは陶芸家となり、私は翻訳のお仕事ができるようになりました。私達の中学時代の夢は叶ったのです。お互いの健闘を称えあい、夢が実現したことを喜びあいました。でも、私達は夢を実現させたことで、新しいことに気づきました。夢を実現するためにがむしゃらに走っていたときには気づかなかったこと。それは、夢の実現は大切なことだけれど、そこにたどり着いたからといって、終わりではないということです。ゴールに見えていたそこは、長い人生の通過点でしかなく、ある意味、新しいスタートであるということ。私達は、気持ちを新たに、また頑張る決意をしました。昨日のメールの中でハマサンは私のことを「どんなに物理的に離れていても、いつも側にいる同志」と言ってくれました。そうなのです。私達は同志なのです。


頑張りすぎて、ふっと疲れたとき、ハマサンも頑張ってるんだろうなぁと思い出します。ハマサンは「しーちゃんも頑張ってるんだろうな」と思うのだそうです。そういえば今年の年賀状には「相変わらず土と戯れています」と書かれていました。なんだか涙が出ました。今の私は「言葉と戯れてます」って言えるかな?何か大切なことを忘れてなかっただろうか?そんな気持ちになりました。ハマサンが私の原点を思い出させてくれました。


これからもずっとハマサンは私の一番の親友です。できることなら近いうちに会えるといいな。


更新する励みになります。

ポチっと応援していただけると嬉しいです。(^^)

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ
にほんブログ村


HPの方にもお立寄りいただけるとうれしいです♪
「節約生活−楽しく暮らそう−」


しーちゃんイチ押しアンケートサイトはマクロミル
ご登録後アンケートに回答すると、あなたに30ポイントプレゼント!
マクロミルへ登録