しーちゃんの母マリコは、ポプリを使ったリース作りをしています。（「マリコの節約インテリア」参照）娘の私が言うのも何なのだけど、とても素敵なものばかりで、お友達には「3千円で売れるよ」といわれたりすることもあるようです。
自分が作ったものを売ることができたら・・・。
手作りしている人なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。しーちゃんはマリコの作品を是非世に出したいと思っていました。お友達にあげたり、自分の家に飾って楽しむのもいいけれど、もし、それが売れたらどんなにいいだろう。趣味を実益のあるものに、と考えたのです。
そんな思いから、数年前、地元で開催されている「手作りフリーマーケット」に出品しました。「マリコの節約インテリア」を始めるずっと前のことです。しかし、結果は惨敗でした。出店料分こそなんとか稼げたものの、ほとんど売れなかったのです。ネックとなったのは「フリマ価格」でした。
普通のフリーマーケットでも、その価格は、一般のものと比べるとかなり安いです。服1着が数百円というのが当たり前の世界。特にしーちゃんの地元ではフリーマーケットが盛んで、お客さんは「安く物を買う」ことに慣れています。「手作りフリーマーケット」とはいえ、フリマである以上、お客さんは「安さ」を求めていたのです。しかし、手作りの品というのは、材料費や手間がかかっています。丹精込めて作り上げた作品を「安売りしたくない」というのは当然の心情です。売りたいという気持ちと、でもあまり安くしたくない、というジレンマ。難しいところですね。結局そのときのフリマでは、その落としどころが見つけれず、マリコに「売れなかった」というトラウマを残してしまいました。
その後、普通のフリマに出店した際、小さなリースコーナーを設け、細々と販売したりしてきました。マリコのリースは人気があり、手に取って見てくれるお客さんも多くいます。でもやっぱりフリマ価格。お友達には「○千円で売れる」と言われた素敵なリースが、500円で売られていくのです。もちろん、自分の作品を買ってくれる人がいる、気に入ってくれる人がいる、ということは、とても嬉しいことです。でも、500円はもったいなすぎる・・・と私は思ってきました。
そんな折、マリコのお友達のツテで、喫茶店で展示販売してもらえるという話が舞い込みました。とても急な話だったそうで、昨日電話がかかってきて、今日作品を取りに来るとのこと。マリコは夜なべして準備したようです。（「マリコの節約インテリア・7月31日」参照）「フリマじゃないんだから、マリコが本当に売りたい値段を付けたらいいよ」とお話したのだけど、どうしたかな〜？今日の夜、帰省するので、明日にでも販売されている様子を見に行けたらと思っています。
趣味を実益にすることは、もしかしたら大変なことかもしれません。でも、もしできるならチャレンジしてみる価値はあると思います。私はHP作りという趣味から、少ないながらも利益を得ています。プロバイダ代くらいにはなってるかな。（笑）フリマで古着などを売るのが趣味だったある方は、出店料がもったいないと思い、ご自分がフリマを開催するようになりました。今では、地元では有名な主催者として出店料を得る立場となり、普段はリサイクルショップを経営されています。自分の好きなことからお金が得られたら・・・素敵ですね。ものづくりをされている方は是非考えてみられてもいいかもしれません。
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