節約生活

働きながら子育てするしーちゃんの節約日記

更に極貧時代の思い出を

今日は台風ですね。
朝から少しずつ風と雨がすごくなってきました。
日本を横断するみたいなので、
大きな被害がないとよいのですが。

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(みんなどんな節約してるんだろう?)

極貧時代のことを書いたせいか、ちょっと当時の思い出が蘇ってきました。

極貧時代・・・留学から帰国後、
派遣社員をしながら学校に通い、一人暮らしをしていた時代。

安いお給料の中から学費を捻出していたので、
とにかく削れるものは削る!が鉄則で、
当然高熱水費も徹底的に節約していました。

電気代の請求が数百円なんていう月も結構あって、
自分で自分に「よく頑張った!」と請求書を見ながら思ったものです。

冬になると、私の部屋は極寒でした。
こたつはあったものの、スイッチを入れることは稀。
とにかく厚着で対応していました。

そんな時、ご近所さんが我が家にやってきました。
かなり強くお断りしたのだけれど、
どうしても我が家に上がりたいということで、
根負けし、仕方なくお招きしました。

部屋は極寒。
数歳年下だった彼女は「こたつ入れないの?」と聞いてきました。

断っているのに上がって来られた腹立たしさもあって、
「うん、入れない。」とだけ答えて、こたつを入れないまま過ごしました。
結局、最後まで彼女がコートを脱ぐことはありませんでした。

話の途中、ふと、お風呂のお湯をためていたことを思い出しました。
彼女とのやりとりで、すっかり忘れていたんです。

あっと思ってお風呂場のドアを開けると、
お湯があふれてジャージャー流れていました。

慌てふためいて水道の栓を止める私を見て、
彼女は笑いました。
いえ、大笑いしました。

何がおかしいというのでしょう?
何か可笑しいことだったのでしょうか。

私にとって「笑う」という行為は、
その瞬間思いつく反応としてあり得ないものでした。
もし自分が彼女の立場なら、
一緒に残念がるか、一生懸命なぐさめるか、どちらかだろうと思いました。

なぜ彼女は笑ったのでしょうか。
ミスを笑い飛ばしてくれようとしたのでしょうか?

真意は分かりませんが、少なくとも当時の私はとても不快に感じました。
腹立たしくもあり、悔しくもあり、悲しくもあり。

それでも、彼女が笑っていたので、私も笑おうとしました。
でも上手くいきませんでした。
顔が引きつって、こわばって、どうしても笑えませんでした。

そして、やり場のない、何とも言えない気持ちだけが残りました。

どのくらいの水が無駄になってしまったのだろう?
来月の水道代はひどく上がるんじゃないか。

当時はユニットバスだったので、追い炊き機能はありません。
彼女が帰ってくれないとお湯がどんどん冷めてしまう。。。

その後、彼女とどのようなやりとりをしたのかは全く記憶にありません。

ただ、お風呂に入るために、更に追加で少しお湯を汲み出した記憶があるので、
比較的すぐに帰ったのでしょう。

後日、彼女の家に行く機会がありました。
マンションで家族と暮らしている彼女の家は温かく、
暖房がバッチリ効いた部屋でした。

お姉ちゃんが海外旅行に行って、
ヴィトンのバッグをお土産に買ってきてもらった、
という話を聞きながら、
そのバッグを見せてもらいました。

私にとってヴィトンは特別な存在です。
今は私もヴィトンのバッグを持っているけれど、
お店で選ぶ時、無意識のうちにダミエ柄を避けているのは、
その時見せてもらったカバンがダミエ柄だったから、
というのは考えすぎかもしれませんが。。。

今、彼女とはもう付き合いがありません。

この節約日記は当時も書いていましたが、
とてもこの話をネタとして書けるほど、
当時の私には心の余裕がありませんでした。

今、こうして記事として書けているということは、
私の中であの時のことが過去の記憶となり、
少し客観的に見られるようになったからなのかもしれません。

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