節約生活

働きながら子育てするしーちゃんの節約日記

会社の帰りは毎日ほぼ同じ電車に乗ります。同じ時間に乗って、同じ駅で停車して、同じ地点で電車とすれ違って。でも今日はちょっと違っていました。最初に何かが違うと気づいたのは、尼崎−塚口間で電車とすれ違う時間がいつもより遅かったこと。ほんの数秒もしくは十数秒の違いだったのだけど、いつもとすれ違うポイントが違ったのです。そこでちょっと不穏な空気を感じました。それから塚口駅を出て猪名寺駅へ向かう途中、電車がちょっとした急ブレーキを踏みました。この前のように止まることはなかったけれど、徐々に減速。不穏な空気が益々濃くなりました。そして猪名寺駅で停車。ドアは開いたまま、閉まりませんでした。アナウンスも流れず、どうしたんだろう?という空気が流れる車内。私の心臓もドキドキしてきました。何があったんだろう?事故?安全確認?そのうちまた息が苦しくなってきました。この前先生に教えてもらった呼吸法を試してみるも効果なし。怖くて、苦しくて、涙が出てきました。そして悩んだ挙句、先生に電話しました。今日も診察時間は終わっていましたが、奇跡的に先生につながりました。でも、なかなか上手くしゃべれません。先生が「もしもし」と話しかけてくれているのに、答えられないのです。吸ってるんだか吐いてるんだか分からない呼吸の下で、何とか「電車・・・止まった・・・息・・・苦しい」と先生に伝えることができました。前と同じセリフ。先生いつもいつも迷惑ばっかりかけてごめんなさい。でも先生しか頼れる人はいないんです。ホントにごめんなさい・・・。そう思いながらすがるような思いで先生の言葉を待ちました。先生はすぐ「大丈夫」と言ってくれ、それから「ゆっくり深呼吸しよう」と言って、一緒に深呼吸をしてくれました。深呼吸をしながら、何度も「大丈夫やからね。大丈夫、大丈夫」と声をかけつづけてくれました。そして、私が少しずつ落ち着きを取り戻すにしたがって「電車の中かな?」「今どの辺り?」「アナウンスで何か言ってる?」と質問してくれました(後から知ったことなのだけど、お客さんの一人がホームから転落してしまったために安全確認をしていたため、停車したとのことでした)。この前に引き続き先生に電話して、迷惑をかけてしまった・・・という思いが強くて、落ち着きを取り戻すにしたがって、先生は忙しいんだから早く電話を切らなくちゃ、という思いに駆られました。「も・・・大丈・・・夫。センセ・・・ありが・・・とう」そう言ってイソイソと電話を切ろうとすると、先生は「もう一回深呼吸しとこ」と言って、一緒に深呼吸をしてくれました。先生の優しさが身に染みました。先生、ありがとう。本当にありがとう・・・。
まもなく電車は動き出しました。安全確認のための停車は約7分程度だったようでした。
電車がいつもと違う動きをすると怖いです。どんなに大丈夫だと言い聞かせても体が反応します。心臓がドキドキして、呼吸が乱れる。自分ではどうしようもありません。でも、いつもいつも先生に頼ってばかりはいられません。迷惑もかけられません。とりあえず対応策として、これからは頓服薬を持ち歩くようにしたいと思います。即効性のあるお薬だそうなので、役に立ってくれると思います。仕事に通う以上、電車には乗らなければなりません。電車で何が起こっても大丈夫なよう、準備しておくのはいいことだと思います。これ以上先生に迷惑をかけないためにも明日からは頓服薬です。