節約生活

働きながら子育てするしーちゃんの節約日記

仕事の帰り道、猪名寺駅を出た直後に電車が急停止しました。ざわつく車内。少しするとそれもシーンとして、異様な空気が車内を包みました。心臓がどきどきしてきて、呼吸が苦しくなりました。いつもの過呼吸。でもそれを抑えるための袋を持っていませんでした。どうしよう。周りの人に過呼吸を悟られないように必死に抑えながら、病院に電話しました。診察時間が終わっていたことは分かっていたけれど、それでもかけずにはいられませんでした。奇跡的に電話はつながったのだけど、受付で名前を言うのも一苦労。でも私の普通じゃない話し方から緊急性を察知してくれた受付の方は、すぐに先生につないでくれました。「もしもし」土曜日に会ったばかりの先生の声。涙が出そうになりました。「電車・・・急に・・・止まった・・・息・・・苦しい・・・」途切れ途切れになる私の話に先生は耳を傾けてくれました。タイミングよく後ろでアナウンスが流れました。無謀横断があったため電車が急停止しました。現在安全確認をしています・・・。「怖い思いしてんな。大丈夫。息を吐く方に集中して。ふ〜、ふ〜」私の呼吸と一緒に先生も吐く方に力を置いた呼吸をしてくれました。すぐには上手くいかなくて、苦しくて、泣きそうになりながら必死で息を吐き出そうとしました。何度も何度もトライして、少しずつできるようになってきました。「ふ〜、ふ〜」先生はそんな私にずっと付き合ってくれました。先生忙しいだろうに・・・。長い長い時間が流れた気がしました。先生ごめん・・・そう思いながら「自分・・・やってみる。あり・・・がと」と言って電話を切りました。後に流れた車内アナウンスで電車が停止していた時間は7分ほどだったことが分かりました。多分先生は4,5分私のか呼吸に付き合ってくれていたと思います。陰性転移感情なんて抱いて、私はバカでした。先生ごめん・・・ホントにごめん・・・。
伊丹駅で一旦電車を降りようかとも思いましたが、結局家の最寄り駅まで乗って帰りました。今は全然大丈夫です。そして先生に申し訳ない気持ちでいっぱいです。もう陰性転移なんておさらばです。先生、本当にありがとう。(もしかしたら先生はお医者様として当然のことをしたまでなのかもしれません。でも私が陰性転移から抜け出して、先生ありがとうと思えるようになったのだから、それでよいのです・・・。)