節約生活

働きながら子育てするしーちゃんの節約日記

昨日夕方、家に帰ってきてから、家中の薬を集めました。製薬会社で働いていた頃、overdoseで永い眠りにつくためには、相当量の薬を飲まないといけないことを知っていたので、とにかくあるだけ集めました。そして飲みました。もう何もかもが嫌で、自分を消してしまいたい気持ちしかありませんでした。でも、そんな私の気持ちとは裏腹に、私の身体は「生きたい」と望んでいて、飲んだ薬を吐き出してしまいました。何度も何度も吐いて、吐いて、吐いて・・・。白いまだ消化されていない錠剤が、胃から喉を通って、ドバッ、ドバッと出てきました。吐き出された白い粒々を見ながら、私の身体は生きていたいと望んでいることを強く感じました。そこで初めて怖くなって、旦那に電話しました。すぐに先生に電話するように言われて、先生に電話しました。診療時間が過ぎていたので、診療所はつながらなかったけれど、診療所の母体の施設にはつながりました。
「薬を大量に飲んでしまったのですが、どうしたらいいですか?」
電話に出られた受付の方に話しかけた自分の声は、驚くほど落ち着いていて、自分でもびっくりしました。先生の名前を聞かれて伝えると、すぐにつなげてくれました。


「もしもし?」


先生の声が少し緊張しているのが分かりました。先生の声を聞いたら、薬を大量に飲んでしまったことがものすごく怖くなって、後悔の波が押し寄せてきて、涙が溢れました。


「お薬大量に飲んでしまった。」


先生は「何でそんなことしたん?」といいながら、どのくらい前に飲んだか、どの薬を飲んだかを聞いてくれました。ほとんどはメイラックスドグマチールでした。また吐きそうになったので、そう伝えると、とにかく吐けるまで吐いて、その後、お茶か牛乳を飲むように言われました。一旦電話を切って、また吐きました。吐くこと自体も苦しいし、身体が大量の薬を拒否して吐き出そうとしているのも苦しいし、気持ちも混乱していて、泣きながら吐いて、吐いて、吐いて・・・を繰り返しました。医学的にどうしてODをやってしまうのかというのを説明することはできるのかもしれません。でも私には分かりません。飲んだときはただ気持ちが暗澹としていて、ODすることしか考えられませんでした。


もう一度先生に電話しました。もう吐けそうにないくらい吐いた、というと少し安心されたようでした。それから少しお話をしました。色々話したはずなんだけど、気持ちが動揺していたのと、もう大丈夫という安心とでよく覚えていません・・・。


次の診察は27日です。それまでお薬がなくなってしまうけれど、とりあえずそれでいってみようということになりました。先生がそうおっしゃってくださっているのだから大丈夫・・・だと思うけれど、電車に乗らなければならないのは不安です。

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昨日とは打って変わって、今日は少し気持ちも落ち着いていました。夕方からお友達と三宮のLITTLE FEETというペンギンが数匹いるバーへ行ってきました。三宮へは、阪急の方が安くいけるので、金券ショップで土日祝日用の切符を安く買って行きました(ヒロ君、私が帰りの電車で切符を買わなかったのはそういうわけですでに買って持っていたからなのです)。


このペンギンバーは病院の先生に教えてもらったお店で、ちょっと海の匂いがするよ、と聞いていたけれど、そうでもありませんでした。お店に入った瞬間、ペンギン大好きな私は大興奮!いっぱい写真も撮りました♪ペンギン君たち超カワイイ〜!。思っていたより小さかったのが印象的でした。私が持ってるペンギンのぬいぐるみと同じくらいの大きさでした。私が持っているのは皇帝ペンギンのぬいぐるみで、お店のペンギン君たちはアデレーペンギンで、種類が違うせいかもしれません。

ペンギン君たちに逢えて、ほんとに嬉しくて、気持ちよくお酒を飲みました。う〜ん、癒される〜〜〜〜。お友達と色々お話もできて、意外なお話なんかも聞けて、本当に楽しかったです。気がついたら終電になっていました。


昨日ODしたことが嘘のようでした。ちょうど24時間前は希死念慮の塊だった私が、こんな風に笑って楽しくお酒を飲めるなんて、客観的に見てみると驚きです。柔軟性があるというか(ありすぎ?)、なんと言うか・・・。人間ってそんなのもなのか、私という人間がいい加減なのか・・・。