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最終出勤日。
荷物の整理に行ってきました。
親しい同僚曰く、みんなには詳しいことって話されていないらしく、ただ体調が悪くて続けられなくなった・・・とだけ伝わっているということでした。
それもなんだかなぁと思ったので、実は荷物だけまとめて送ってもらおうかと思ったくらいでした。
今回のクビには色々腹の立つこともあったし、理不尽な思いがどうしてもぬぐい切れなかったので。

でも・・・。

結果的には行ってよかったです。
違う階や違う部署で仲のよかったお友達も挨拶に来てくれて、泣いてくれた人までいました。
最後にはみんなからメッセージ入りのプレゼントまでいただいて、部の人みんなに部長から退職式っぽいこともしてもらって。
外にも、荷物を片付けていた私には内緒でこっそり「みんなで書いたメッセージには書ききれなかった気持ち」をカードにして、荷物の中に入れてくれていた人や、個人的にプレゼントをくれた人、後からメールをくれた人なんかもいて、なんだか泣けてきました。
今まで何人もの派遣社員さんが辞めてきたけれど、いままでこんな退職式みたいなのをした人っていなかったので、私もあっさりさっぱり、荷物をまとめてとっとと帰る気でいたので、驚いたのと同時に、嬉しくて、感動して・・・。
「絶対連絡ちょうだいね」「これからも英語教えてね」なんて、冗談っぽいメッセージとともに、メールアドレスもいろんな人からいただいて、こんな形で辞めることにはなってしまったけれど、この会社で私が１年間してきたことは、現場ではちゃんと評価されていて、そして、普段口には出して言わないけれど、なんかこう、変な話だけど、ある意味愛されてたのかなぁって感じられて、本当に本当にうれしかったです。
自分がこの会社でがんばってきたことは無駄じゃなかったなぁって思えたし、クビにされて、ショックだったけど、そんなのもどこかへ吹き飛んでしまうくらいの勢いでした。

なんだかバタバタしてあまりゆっくり挨拶もできないまま、帰ることになってしまったけれど、今まで一緒にお仕事してきたみんなに、本当に本当にありがとう！！！と心から言いたいです。
なにかの形でまたお礼できればと思います。

ところで一緒に荷物を取りに・・・そして、万が一私の心の調子が悪くなった時に備えて、一緒に来てくれていたあきさんは、一瞬だけちょっとした皆のアイドルになりました。
「旦那も一緒にきてる」って言ったら、みんな「え！」って目をきらきらさせて、「この荷物、旦那さんのところにもっていってあげる」「あ、じゃぁ私はこれを」なんて言って。（笑）
受け付けで待っていたあきさんは「普通に挨拶したよ」と言っていたけど、緊張したようでした。

今日がまた新たな人生の始まりになるのだと思います。
とりあえず実家でのんびりして、心の調子をよくしたいと思います。